今こそLINEで差をつける!飲食店のリピート戦略

目次

はじめに:LINEがお店の「リピーターさん」を増やす、本当に強い味方!

今や、日本中のほとんどの人が毎日使っているLINE。飲食店にとってこのLINEはただの連絡ツールではなく、お客さまとの距離をぐっと縮め、何度もお店に足を運んでくれる「リピーターさん」を増やすための、本当に強力な味方なんです。新しいお客さまを見つけるのも大切ですが、一度来てくれたお客さまに「また行きたい!」と思ってもらうことは、お店の安定した経営に欠かせません。

リピーターさんはお店を支えてくれるだけでなく、良い口コミで新しいお客さまを連れてきてくれることもあるんですよ。LINEを上手に使って、そんな大切なお客さまとの「つながり」を育てていきましょう。

LINE活用は、[飲食店経営を考える上での大切なポイント]の一つです。全体像もぜひ参考にしてくださいね。

 

LINE公式アカウントって何?お店にとって嬉しいメリットを詳しく!

LINE公式アカウントは、お店がお客さまと直接やり取りをするために作られた、いわば「お店専用のLINE」です。ただメッセージを送れるだけでなく、トーク画面の下にお店の情報をまとめた便利な固定メニュー(リッチメニュー)を作ったり、お客さまが喜ぶクーポンや、来店ごとにポイントが貯まるショップカード(ポイントカード)も簡単に発行できます。

何より嬉しいのは、送ったメッセージがお客さまのスマホに直接届きやすく(メールよりもずっと見てもらいやすいんです!)、一人ひとりに合わせた「あなただけに」という特別なお知らせも得意なこと。基本的な機能は無料で始められるものも多く、少ない費用で大きな効果が期待できる、お店にとって心強いマーケティングの道具です。

気になる料金プランは?お店に合ったものを選ぼう!

LINE公式アカウントを始めるにあたって、気になるのが料金ですよね。実は、お店の規模や使い方に合わせて選べる、いくつかのプランが用意されているんです。ここでは主なプランと費用の目安を表で分かりやすくご紹介しますね。

プランの名前 月にかかるお金(税別) 無料で送れるメッセージ数(月) 追加で送る場合の料金(税別) こんなお店におすすめ・主な特徴
コミュニケーションプラン<br>(フリープラン) 0円 200通まで 送れません まずはLINE公式アカウントを試してみたいお店、友だち数がまだ少ないお店向け。基本的な機能(メッセージ配信、リッチメニュー、クーポン作成など)はしっかり使えます。
ライトプラン 5,000円 5,000通まで 送れません 友だちが増えてきて、もっとメッセージを送りたいお店向け。フリープランの機能に加えて、より多くのメッセージを送れます。
スタンダードプラン 15,000円 30,000通まで 1通あたり3円~など(※) お客さまに合わせてメッセージを送り分けたい(セグメント配信)、もっと本格的にLINEを活用したいお店向け。高度な機能も使えます。

(※追加メッセージの料金は、送る通数によって変わることがあります。)

多くのお店では、まずは無料の「コミュニケーションプラン」から試してみて、友だちの数や送りたいメッセージの量が増えてきたら、「ライトプラン」や「スタンダードプラン」を考える、という進め方がおすすめです。

大切なのは、最新の詳しい料金や機能については、必ずLINEの公式サイトで確認することです。料金プランは変更されることもあるので、始める前には一度チェックしてみてくださいね。 多くのお店では、無料プランやお手頃な有料プランでも、LINE公式アカウントの嬉しい効果を十分に実感できるはずですよ。

さっそく準備!LINE公式アカウントの始め方と「最初のひと工夫」

アカウントの開設は、LINEの公式サイトから意外と簡単にできます。大切なのは、開設した後の「最初のひと工夫」。お客さまが最初に目にするプロフィール画面はお店の「顔」そのものですから、お店のロゴや、一番人気メニューの美味しそうな写真、お店の雰囲気が伝わる紹介文などをしっかり整えましょう。「友だちになると、こんな良いことがありますよ!」という特典を書いておくのも忘れずに。

そして、トーク画面の下にいつも表示される「リッチメニュー」は、お客さまが迷わず予約ページやメニュー、お店の場所などにたどり着けるように、分かりやすく、そして「ここを押してみたい!」と思えるような魅力的なデザインにすることが、とっても大切。最初に送る挨拶メッセージもお店の魅力をしっかり伝えて、「友だちになってよかった!」と思ってもらえるように心を込めましょう。

どうやって「友だち」を増やす?たくさんのお客さまとつながるための具体的な方法

せっかく素敵なアカウントを作っても、お客さまに「友だち」として登録してもらわないと、メッセージも届けられませんよね。どうすれば、もっとたくさんのお客さまとつながれるのでしょうか?

お店の中でのアピールが基本!

 レジの横やテーブルの上、お手洗いなど、お客さまの目に留まりやすい場所にQRコードを置きましょう。その際、「友だち登録で、今日のお会計から10%オフ!」「次回使えるドリンク1杯無料クーポンプレゼント!」など、お客さまが「おっ、それなら登録しようかな」と思うような、具体的なメリットを分かりやすく伝えるのがポイント。

スタッフさんからも積極的にお声がけをすると、登録率がぐっと上がります。

ホームページやSNSも総動員!

 お店のサイトやInstagram、X(旧Twitter)などでも「LINE始めました!友だちになってね!」と定期的にお知らせし、登録を促しましょう。各SNSのプロフィール欄に、LINEの友だち追加用URLを貼っておくのも忘れずに。

特別なキャンペーンで後押し!

 「今月中に友だち追加してくれた方の中から抽選で、お食事券プレゼント!」といった、ちょっとしたお楽しみ企画も効果があります。

「また行きたくなる」メッセージの秘訣!お客さまの心に響くLINE戦略のポイント

ただメッセージを送るだけでは、お客さまの心には響きません。「このお店のLINE、なんだか嬉しいな」と思ってもらうための、メッセージ作りの大切なポイントをご紹介します。

タイミングが命!「ちょうど良い時」に届ける

  • 例えば、初めてお店に来てくれたお客さまには、その記憶が新しいうち(だいたい3日~1週間後くらい)に「先日はありがとうございました!」という感謝のメッセージと、次回来店時に使えるささやかなクーポンを送る。お誕生日のお客さまには、お祝いのメッセージと特別なプレゼントのお知らせを届ける。お客さまが「わぁ、嬉しい!」と感じる、そんな「ちょうど良い時」を見計らってメッセージを送りましょう。

「みんなへ」じゃなく「あなたへ」の特別感を大切に

  • メッセージの最初に「〇〇様」とお客さまのお名前を入れるだけでも、ぐっと親近感が湧きます。さらに、以前利用してくれたメニューに触れて、「〇〇様、前回お召し上がりいただいた△△が、今だけ旬の食材で特別バージョンになっていますよ!」なんていう風に、お客さま一人ひとりのことを覚えているようなメッセージは、心に響くものです。

お得なだけじゃない!「へぇ!」とか「楽しい!」も届けよう

  • もちろん、クーポンや割引のお知らせは嬉しいもの。でも、そればかりだと、お客さまもちょっと飽きてしまうかもしれません。新メニューの紹介や、季節のおすすめ料理、使っている食材のこだわりや生産者さんの話、お店のスタッフのちょっとした日常や、お客さまからの嬉しい声の紹介など、読んで「へぇ、そうなんだ!」「なんだか楽しいな」と思えるような情報も、バランス良く届けることが大切。

ちょうど良い「距離感」で。メッセージの頻度も気配り

  • メッセージがあまりに頻繁に届くと、「もういいや…」とブロックされてしまうことも。かといって、あまりに間が空きすぎると、忘れられてしまうかもしれません。一般的には週に1~2回くらいが良いと言われますが、お店のタイプやお客さま層に合わせて、アンケートなどで「どれくらいの頻度のお知らせが嬉しいですか?」と直接聞いてみるのも良い方法です。

パッと見て「わぁ!」と思わせる、写真や動画の魔法

  • LINEのメッセージは、文字だけでなく、美味しそうな料理の写真や、お店の温かい雰囲気が伝わる短い動画などを上手に使うと、ぐっと魅力的になります。特に料理の写真は、「シズル感」(湯気やツヤツヤ感など、食欲をそそる感じ)を大切に。見てるだけでお腹が空いてくるような、そんな一枚を目指しましょう。

こんな時どう送る?すぐに使える、真似しやすいメッセージ具体例集

いざメッセージを送ろうと思っても、「どんな風に書けばいいんだろう…」と悩んでしまうこともありますよね。ここでは、色々な場面で使えるメッセージの具体例をいくつかご紹介します。これをヒントに、あなたのお店らしい、温かい言葉でアレンジしてみてください。

初めて来てくれたお客さまへ「ありがとう&また来てね」のフォロー

いつ送る?: 初めて来店してから2~3日後くらいがベスト。

どんな内容?: 「【〇〇店より】〇〇様、先日は初めてのご来店、本当にありがとうございました!お料理やお店の雰囲気はいかがでしたか。よろしければ、またぜひお越しくださいね。次回ご来店時に使える、ささやかな10%OFFクーポンをお届けします。(有効期限:〇月〇日まで)」このように、感謝の気持ちと、再来店したくなるような「きっかけ」をセットで。

お誕生日のお客さまへ「おめでとう!」の特別なお祝い

いつ送る?: お誕生日の当日か、少し前。

どんな内容?: 「【〇〇店より】〇〇様、お誕生日おめでとうございます!素敵な一年になりますように。ささやかですが、当店からお祝いの気持ちを込めて、バースデー特製デザート(またはドリンク1杯)をプレゼントします。ご来店時にお気軽にスタッフへお声がけくださいね。(有効期間:お誕生月の一ヶ月間)」といった、パーソナルなお祝いと特典で、特別な日を演出しましょう。

季節のイベントに合わせて「今だけのワクワク」をお届け

いつ送る?: イベントが始まる2週間~1週間くらい前。

例えば夏なら: 「【〇〇店】夏だ!ビールだ!ビアガーデンフェア開催!キンキンに冷えたクラフトビールと、夏にぴったりのスパイシーなおつまみをご用意しました!7月1日~8月31日までの期間限定。LINE友だち限定で、最初の1杯半額クーポン配信中!」のように、季節感あふれる言葉と、限定感を強調した内容で、来店したい気持ちを盛り上げます。

しばらくご無沙汰しているお客さまへ「お元気ですか?」の優しい呼びかけ

いつ送る?: 最後に来店してから2~3ヶ月くらい経った頃。

どんな内容?: 「【〇〇店】〇〇様、お変わりありませんか。いつも当店をご利用いただき、ありがとうございます。そろそろ〇〇様の笑顔にお会いしたいなと思い、特別なクーポンをお送りしました。全品15%OFF!ぜひお気軽にお立ち寄りください。(有効期限:〇月〇日まで)」と、気遣う言葉と、再来店のハードルを下げる魅力的な特典で、もう一度お店を思い出してもらうきっかけを作ります。

お客さまのタイプに合わせて、もっと「響く」メッセージを

ランチによく来てくれる方へ: 平日の朝10時半頃に、「【〇〇店】今日の気まぐれランチは、新鮮な魚介をたっぷり使ったペスカトーレです!限定20食なのでお早めに♪ LINE友だちには、セットのドリンクを無料でサイズアップします!」と、ランチ選びの直前に、お得な情報を届けましょう。

ご家族連れのお客さまへ: 金曜の夕方や週末の朝に、「【〇〇店】週末は家族みんなで〇〇店へ!お子さまセットご注文で、ガチャガチャ1回無料!広いお座敷席もご用意していますので、小さなお子さま連れでも安心ですよ」と、家族みんなが喜ぶ情報を、お出かけの計画を立てるタイミングで送ります。

メッセージを作る時は、「短く、分かりやすく」が基本。そして、「このお店、なんだかいいな」と思ってもらえるような、温かい言葉を選ぶことを忘れずに。

LINEの便利機能をフル活用!もっとリピーターさんが増える「魔法の仕掛け」

LINE公式アカウントには、ただメッセージを送るだけでなく、お客さまとの関係を深め、もっとお店に来てもらうためのたくさんの便利な機能があります。これらを上手に使いこなして、リピーターさんを増やす「魔法の仕掛け」を作りましょう!

お店の「顔」になる!リッチメニューは分かりやすく、魅力的に

  • トーク画面の下にいつも表示される「リッチメニュー」は、お客さまが一番よく目にする場所。ここには、「予約する」「今日のメニュー」「クーポンを見る」「お店の場所」など、お客さまが知りたい情報へすぐに飛べるボタンを、分かりやすく、そして「押してみたい!」と思えるような楽しいデザインで置きましょう。季節のメニューやキャンペーンに合わせて、定期的にデザインを変えるのも、新鮮さを保つコツです。

「また来たい!」を強力に後押しするクーポン機能

  • 「友だち登録ありがとうクーポン」「雨の日限定クーポン」「〇〇を注文したら、もう一品サービス!」など、色々な種類のクーポンを発行できます。初めて来てくれたお客さまには、次回来店時に使えるクーポンを。2回目、3回目と来てくれるお客さまには、少しずつ特典内容を良くするなど、段階的な工夫も「また行こう!」という気持ちを高めます。

スマホで簡単!楽しいショップカード(ポイントカード)機能

  •  紙のポイントカードは、お財布の中でかさばったり、忘れてしまったり…。でも、LINEのショップカードなら、スマホ一つでOK!「1回の来店で1ポイント、10ポイント貯まったらデザートプレゼント!」など、お客さまが楽しくポイントを貯められるルールと、魅力的な特典を用意しましょう。「あと〇ポイントで特典ゲット!」など、時々ポイント残高をお知らせするのも、再来店を促すのに効果があります。

お店の「今」を伝えるタイムライン機能で、もっと身近な存在に

  • タイムラインは、お店の日常や、新しいメニューの開発秘話、スタッフの笑顔などを、気軽に発信できる場所。週に2~3回くらいを目安に、お客さまが「へぇ、そうなんだ!」「なんだか応援したくなるな」と思えるような、親しみやすい情報を届けましょう。美味しそうな料理の写真や、調理風景の短い動画は、特にお客さまの心を引きつけます。

お客さまの「本音」を聞けるアンケート機能で、もっと良いお店に

  • 「今日のお料理、どうでしたか?」「お店の雰囲気は気に入ってもらえましたか?」「こんなメニューがあったら嬉しいな、というのはありますか?」など、アンケート機能を使って、お客さまの正直な声を集めてみましょう。集まった声は、お店のサービス改善や新しいメニュー開発の、とっても貴重なヒントになります。「アンケートに答えてくれた方には、次回使えるクーポンプレゼント!」といったお礼を用意すると、より多くの声が集まります。

「困ったな…」をすぐに解決!チャット機能で、丁寧な個別対応

  • お客さまからの簡単な質問(「今日の営業時間は?」「駐車場はありますか?」など)に、1対1で答えられるのがチャット機能のいいところ。よくある質問には自動で答えられるように設定しておけば、スタッフさんの手間も省けます。予約の相談に乗ったり、特別な要望を聞いたり、お客さま一人ひとりに寄り添った丁寧な対応は、「このお店、親切だな」という良い印象につながります。

これらの機能を上手に組み合わせて使うことで、お客さまとの「つながり」はもっともっと深まり、自然とリピーターさんが増えていくはずです。

送ったメッセージ、ちゃんと届いてる?効果を見て、もっと喜ばれる工夫を!

せっかく心を込めて送ったメッセージも、「ちゃんと見てもらえたかな?」「喜んでくれたかな?」と気になりますよね。LINE公式アカウントには、送ったメッセージがどれくらい効果があったかを見るための、便利な「分析機能」があります。これを使って、お店のLINE運用をどんどんパワーアップさせていきましょう!

まずは基本の数字をチェック!お店のLINEの「健康診断」

  • 「友だちの数は増えてるかな?それとも減っちゃった?」「送ったメッセージ、どれくらいの人が開いてくれたんだろう?(開封率)」「メッセージの中のリンクを、どれくらいの人がクリックしてくれたかな?(クリック率)」「配ったクーポン、ちゃんと使ってもらえてるかな?(クーポン利用率)」…こんな基本的な数字を、まずは定期的にチェックする習慣をつけましょう。これが、お店のLINE運用の「健康状態」を知る第一歩です。

「もっとこうしたら良いかも!」を見つけるヒント、A/Bテスト

  •  「メッセージのタイトル、AとBどっちが良いかな?」「配信する時間、朝と夕方どっちが見てもらえるかな?」なんて迷った時は、「A/Bテスト」という方法が役立ちます。これは、お客さまをランダムに2つのグループに分けて、それぞれに違うパターンのメッセージを送ってみて、どちらの反応が良いかを比べる、というもの。例えば、「料理の写真があるメッセージ」と「ないメッセージ」で、どちらがたくさんクリックされるかを試してみる、といった感じです。小さな違いでも、結果が大きく変わることがあるので、色々試してみるのがおすすめです。

「計画して→やってみて→確かめて→もっと良くする」の魔法のサイクル(PDCA)

  •  データを見て、「よし、次はこうしてみよう!」という改善のアイデアが浮かんできたら、それを計画(Plan)し、実際にやってみて(Do)、結果どうだったかを確かめ(Check)、そしてさらに良くするための工夫をする(Action)。この「PDCA」というサイクルを、お店の状況に合わせてクルクル回していくことが、LINE運用を成功させる秘訣です。難しく考えずに、「ちょっと試してみよう!」の気持ちで、楽しみながら続けていくのが一番。

データと向き合うのは、最初はちょっと難しく感じるかもしれません。でも、「お客さまは、どんな情報をもらったら嬉しいかな?」という気持ちで数字を見ていくと、きっとたくさんの「なるほど!」が見つかるはず。その「なるほど!」を一つひとつ積み重ねていくことが、お客さまにもっと愛されるLINEアカウントへの道につながります。

お客さまの「タイプ」に合わせてメッセージを使い分け!もっと心に響く特別なお知らせ術

「みんなに同じメッセージを送る」のも良いけれど、もし「このお客さまには、こんな情報が特に喜ばれそうだな」というのが分かれば、もっと心にグッと響くメッセージを届けられますよね。

お客さまの来店ペースや、どんなメニューが好きか、いつ頃お店に来てくれることが多いか…そんな「お客さまのタイプ」に合わせてメッセージの内容を少し変えてみる。これが、LINEをさらに効果的に使うための、ちょっと進んだテクニックです。

いつもありがとう!「常連さん」には、とっておきの情報を

  •  月に何度も足を運んでくれる、お店の大切な「常連さん」。そんな方々には、「いつもありがとうございます!」の気持ちを込めて、新しいメニューを誰よりも先にこっそりお知らせしたり、一般のお客さまにはない「常連さんだけ」の特別なサービスや、ちょっとした裏メニューの情報を届けたりすると、きっと喜んでくれます。「あなたは特別ですよ」という気持ちが伝われば、お店への愛着もさらに深まるはず。

「お久しぶりです!」しばらくご無沙汰のお客さまへ、もう一度来てもらうきっかけを

  •  以前は来てくれていたけれど、最近ちょっと足が遠のいているな…というお客さま。そんな方々には、「お変わりありませんか?最近、お店も少し変わったんですよ」と、新しいメニューやお店の近況を伝えながら、「もしよろしければ、また遊びに来てくださいね」という気持ちを込めた、少しお得なクーポンを送ってみるのも良い方法です。

「ランチの女王」には、お昼どきにピンポイントでお知らせ

  •  いつもランチタイムに利用してくれるお客さまには、その日の日替わりランチメニューや、ランチタイム限定のお得な情報を、お昼休みが始まる少し前くらいに送ってみましょう。「今日のランチ、何にしようかな?」と考えているタイミングで、美味しそうな情報が届けば、きっと「よし、今日のお昼はあのお店に決まり!」となるはず。

「ワイン好き」さんには、とっておきのワイン情報を

  •  以前、お店でワインを楽しんでくれたお客さまや、ワインに詳しそうなお客さまには、新しいワインが入荷した時や、ワインに合う特別なお料理が登場した時などに、その情報を優先的にお知らせしてみましょう。「〇〇様が好きそうな、こんなワインが入りましたよ」なんていう一言を添えれば、きっと興味を持ってもらえるはずです。

こんな風に、お客さま一人ひとりの顔を思い浮かべながら、「この人には、こんなメッセージが喜ばれるかな?」と考えてメッセージを送り分けることで、ただの「お知らせ」が、お客さまにとって「私のためだけの嬉しい情報」に変わります。これが、お客さまとの絆を深め、お店のファンを増やすための、大切な一歩になるのです。

あの店もやってる!LINE活用で「また来たい!」が増えたお店の成功ストーリー

「本当にLINEでリピーターさんが増えるの…?」そう思う方もいるかもしれません。でも、実際にLINEを上手に使って、お客さまとの関係を深め、お店を盛り上げている飲食店がたくさんあるんです。

ここでは、そんなお店の成功ストーリーをいくつかご紹介します。きっと、あなたのお店でも真似できるヒントが見つかりますよ。

地元で愛されるイタリアンレストランA店

  •  このお店は、お店の周りに住んでいるお客さまとの「つながり」を大切にしました。LINEで友だちになってくれた方には、地元の農家さんから仕入れた新鮮な野菜を使った「今週の特別メニュー」の情報を、シェフのこだわりコメントと一緒に毎週配信。さらに、お客さまのお誕生月には、手書き風の温かいメッセージと、スペシャルデザートのクーポンを送りました。
  • 結果、お客さまは「このお店、私たちのことをよく見てくれているな」と感じ、また来てくれる割合がぐんとアップ!お店はいつも地元のお客さまで賑わうようになりました。

人気ラーメンチェーンB店

  •  たくさんの店舗を持つB店は、全店共通で使えるLINEのポイントカードを始めました。どのお店で食べてもポイントが貯まるようにしたことで、お客さまは「今日はこっちの店舗に行ってみようかな」と、色々なお店を回ってくれるようになったのです。また、GPS機能を使って、お客さまが今いる場所の近くにあるB店の情報を自動でお知らせする工夫も。
  • これにより、今まであまりお客さまが多くなかった店舗にも、新しいお客さまが来てくれるようになったそうです。

ちょっぴり贅沢な高級和食店C店

  •  高級なイメージを大切にしているC店では、LINEのメッセージも「特別感」を大事にしました。誰でも友だちになれるわけではなく、一度お店に来てくれたお客さまだけに、スタッフがそっとLINEアカウントをご案内。そして、月に1~2回だけ、季節の極上食材の入荷情報や、一般には公開されない「会員様だけ」の限定コースの情報を、料理長の顔写真付きの丁寧なメッセージで配信しました。
  • 結果、大切なお客さまは「自分は特別扱いされている」と感じ、記念日など「ここぞ!」という時の予約が大幅に増えたと言います。

オフィス街のお弁当屋さんD店

  • コロナ禍で、お店で食べる人が減ってしまったD店。そこで、持ち帰り(テイクアウト)と配達(デリバリー)を増やすためにLINEを活用!毎朝8時には、その日のお弁当メニューをLINEで自動配信。お客さまは、出勤前にお弁当をチェックして、LINEから簡単に事前注文できるようにしました。さらに、「〇〇さんのいつものお弁当」を登録できる機能や、前日までに予約するとちょっとお得になるクーポンも用意。
  • これらの工夫で、電話注文の混雑も減り、お昼時にはたくさんのお弁当がスムーズにお客さまの元へ届けられるようになったそうです。

これらの成功したお店に共通しているのは、「お客さまのことをしっかり見て、何を求めているかを考え、それに合った情報やサービスを、心を込めて届けている」ということ。お店の大きさや種類が違っても、この「お客さまを大切にする気持ち」こそが、LINEを上手に使うための一番の秘訣なのかもしれません。

LINE運用のよくある悩みと、スッキリ解決策

LINE公式アカウントはとっても便利ですが、続けていくうちに「あれ?メッセージのネタが思いつかない…」「なんだかブロックされちゃったみたい…」「毎日更新するの、結構大変かも…」なんて、ちょっとした悩みや壁にぶつかることもあるかもしれません。

でも大丈夫!ここでは、そんな時どうすればいいか、いくつかの解決策のヒントをお伝えします。

「送るネタがない…」メッセージがいつも同じにならないためには?

    • ・色々混ぜてみる!配信計画を立てよう
      毎月、「今月はこんな情報を送ろうかな」と、大まかな計画(配信計画)を立ててみましょう。「新メニューのお知らせ」だけでなく、「スタッフの〇〇さんの紹介」「うちで使っている、こだわりの△△豚の話」「お客さまから教えてもらった、こんな食べ方が美味しい!」など、色々なテーマを順番に送るようにすると、お客さまも飽きずに楽しんでくれます。
      ・季節のイベントは最高のネタ!
       お正月、バレンタイン、桜の季節、七夕、ハロウィン、クリスマス…日本には楽しいイベントがいっぱい!これらに合わせた特別企画やメニューのお知らせは、お客さまの心もウキウキさせます。
      ・お客さまも一緒に楽しむ!参加型の企画
      「新しいパスタの名前、一緒に考えてくれませんか?」「お店で撮ったお料理の写真を、#〇〇店大好き のハッシュタグで投稿してくれたら、次回ドリンクサービス!」など、お客さまが参加できる企画は、盛り上がること間違いなし。

「ブロックされちゃった…」悲しいブロックを減らす工夫は?

    • ・「ちょうどいい」を見つける、メッセージの回数とタイミング
       一般的には週に1~2回くらいが良いと言われますが、お客さまに「ちょっと多いな…」と思われないように、お店のタイプやお客さま層に合わせて調整しましょう。簡単なアンケートで、「どれくらいの頻度のお知らせが嬉しいですか?」と直接聞いてみるのも良い方法。配信する時間帯も、ランチ情報ならお昼前、ディナー情報なら夕方など、お客さまが見てくれそうな時間帯を狙ってみましょう。
    • ・「みんなへ」じゃなく「あなたへ」のメッセージの送り分け
      全員に同じメッセージを一斉に送るのではなく、「この情報は、このお客さまグループに特に喜ばれそうだな」というように、お客さまの好みや利用状況に合わせてメッセージを送り分ける(セグメント配信)と、「自分に関係ない情報ばっかり…」と思われるのを防げます。
    • ・最初にちゃんとお約束:「こんな感じで送りますね」
      友だち登録してくれた時に、「当店からは、だいたい週に〇回くらい、お得な情報や楽しいお知らせをお届けしますね!」と、最初にメッセージの頻度や内容について伝えておくと、お客さまも心構えができます。

「毎日の更新、結構大変…」運用にかかる手間を軽くする方法は?

    • ・時短の味方!メッセージの型(テンプレート)を作ろう
       「今週のおすすめランチ」「週末限定クーポン」など、よく送るメッセージの「型」を作っておきましょう。毎回イチから文章を考えるのではなく、日付やメニュー名、写真などを差し替えるだけで済むようにすれば、ぐっと手間が省けます。
    • ・未来の自分にパス!予約配信機能をフル活用
      「来週のメッセージ、今のうちに作っておこう!」と、先の分までメッセージを準備して、送りたい日時をセットしておける「予約配信」機能。これを上手に使えば、忙しい時でも計画的にメッセージを送れます。
    • ・AIにお任せ?チャットボットで自動応答
      「営業時間は?」「定休日はいつ?」といった、よくある簡単な質問には、AIを使ったチャットボットが自動で答えてくれるように設定しておくと、スタッフさんが一つひとつ対応する手間が減り、もっと大切な仕事に集中できます。

お客さまの大切な情報、どう守る?プライバシーへの配慮

お客さまのお名前や誕生日、どんなものをよく注文するかといった個人情報は、お店にとって貴重な財産ですが、その取り扱いには細心の注意が必要です。「お客さまの情報を、こんな目的で使わせていただきますね」「大切に管理しますので、ご安心くださいね」という約束(プライバシーポリシー)をはっきり示し、LINEのプロフィール画面などからいつでも見られるようにしておきましょう。

「うちでやる?」「誰かにお願いする?」運用体制の決め方

 LINEの運用を、お店のスタッフだけでやるか、それとも詳しい外部の会社にお願いするか。これはお店の規模や、スタッフの中に得意な人がいるか、かけられる費用はどれくらいか、などを考えて決めましょう。最初は自分たちでやってみて、もっと本格的にやりたくなったら専門家にお願いする、というのも一つの手です。

どんな道具も、使い始めはちょっと戸惑うことがあるかもしれません。でも、色々試しながら「うちのお店らしい使い方」を見つけていくのが、LINE活用の楽しいところ。困った時は、この記事をまた読み返してみてくださいね。

LINEだけじゃない!他の宣伝方法と力を合わせてもっと効果アップ!お店の魅力を120%伝えよう!

LINE公式アカウントは、それだけでもとっても頼りになる集客の道具ですが、お店がやっている他の宣伝方法と上手に組み合わせることで、その力は何倍にもなります! バラバラに頑張るよりも、みんなで力を合わせれば、もっとたくさんのお客さまにお店の魅力が届くのです。

お店の中が、最高の「LINE友だち」募集会場に!

  • お店のテーブルやレジ横に置いたPOP、メニュー表に、「LINEでお得な情報、ゲットしませんか?友だち登録はこちらから!」とQRコードを添えてみましょう。「この情報の続きはLINEで!」「LINE限定の裏メニュー、こっそり教えちゃいます」なんていうのも、お客さまの「登録してみようかな?」という気持ちをくすぐります。お会計の時などに、スタッフさんから「LINEにご登録いただくと、今日から使えるクーポンがありますよ!」と、にこやかに一言添えるのも、すごく効果があります。

InstagramやFacebook…他のSNSともっと仲良くなって、相乗効果を狙おう!

  •  Instagramには、思わず「わぁ、美味しそう!」と声が出るような、とっておきの料理写真を。Facebookでは、お店のイベント情報や、ちょっとしたこだわりを発信。そして、「もっと詳しい情報や、LINEだけの限定クーポンは、こちらのLINE公式アカウントからどうぞ!」と、それぞれのSNSの得意なところを活かしながら、LINEへとお客さまを案内しましょう。「Instagramでこの投稿をシェアしてくれたら、LINEで特別なプレゼント!」といった、SNSをまたいだ楽しいキャンペーンも、お客さまが参加しやすくておすすめです。

メールマガジンとは、役割分担で賢く使い分け、両方の良さを活かす

  •  もし、すでにお客さまにメールマガジンを送っているなら、LINEとは役割を分けて使うのが賢い方法。例えば、じっくり読んでもらいたいお店のストーリーや、詳しいイベントの案内はメールマガジンで。そして、「今日のランチ、これです!」「今週末限定クーポン!」といった、パッと見てすぐ分かる、タイムリーでお得な情報はLINEで、というように。もちろん、メールマガジンの中でも「LINE公式アカウントもやってます!もっと早く情報が欲しい方はこちらへ!」と、LINEへの登録を促すのも忘れずに。

お客さまカルテ(CRM)とつなげて、究極の「あなただけ」のおもてなしを

  •  もしお店で、お客さまの来店履歴や好みのメニューなどを記録しているシステム(CRMシステムと言います)を使っているなら、それをLINE公式アカウントと連携させると、まさに「鬼に金棒」!「〇〇様、前回は△△コースがお気に召したようでしたね。今回は、その△△をさらにグレードアップさせた特別コースをご用意しましたが、いかがですか?」なんていう、お客さま一人ひとりにぴったり合った、究極のパーソナルなメッセージが送れるようになります。

チラシやWeb広告の効果も、LINEでしっかりキャッチして、無駄なく活用!

  •  お店のチラシや、インターネット上の広告に、LINEの友だち追加用QRコードを載せてみましょう。そして、その広告ごとに違うQRコードを用意しておけば、「どの広告を見て友だちになってくれた人が多いかな?」という効果測定もできます。「この広告からLINEに登録してくれた方限定で、〇〇プレゼント!」といった特典をつければ、広告の効果もさらにアップするはずです。

大切なのは、お客さまがお店と出会う可能性のある、色々な場所(オンラインもオフラインも)で、LINE公式アカウントの存在をさりげなく、でも魅力的にアピールすること。そして、それぞれの宣伝方法が、バラバラではなく、ちゃんと手をつないで連携していること。そうすることで、お客さまは自然な流れでお店のLINEとつながり、お店のファンになってくれるのです。

これからのLINEはどうなる?2025年の最新トレンドと、お店の未来のカタチ

2025年、LINEを使ったお店とお客さまのやり取りは、ますます面白く便利に進化しています。新しい技術やサービスがどんどん登場していて、これらを上手に取り入れることで飲食店のリピーターさんを増やす可能性はさらに大きく広がりそうです。

ここではそんな最新の動きと、これからの展望を少しだけ覗いてみましょう。

LINEの中で、お店の専用アプリみたいに使える「LINEミニアプリ」が便利に

  •  お客さまがわざわざ新しいアプリをスマホに入れなくても、いつものLINEの中で、お店の予約ができたり、メニューを見て事前に注文できたり、ポイントカードを使えたり…。そんな便利な「LINEミニアプリ」を、比較的簡単にお店でも導入できるようになってきました。お客さまにとっては、LINE一つで色々なお店のサービスが使えるようになるので、すごく便利ですね。

AIが、もっと「あなた好み」を分かってくれる!よりきめ細やかなおもてなしへ

  • AI(人工知能)の技術がもっと進化して、お客さま一人ひとりの過去の来店ペースや注文したメニューから、「そろそろ、こんなメッセージを送ったら喜んでくれるかな?」「このお客さまには、こんなメニューをおすすめしてみよう!」と、AIが自動で考えて、ぴったりのメッセージを送ってくれる。そんな、まるで専属の案内人がいるような、きめ細やかなサービスが、もっと身近になってきています。

「声」で予約も?もっと自然になるチャットボットとの会話

  •  LINEで「今日の営業時間は?」「予約したいんだけど」と話しかけると、AIを使ったチャットボットが、まるで人と会話するように自然に答えてくれる。そんな未来も、もうすぐそこかもしれません。「いつものアレ、お願い!」と声で注文できるような仕組みも、少しずつ登場しています。お店のスタッフさんが忙しい時でも、基本的なお問い合わせにはボットが賢く対応してくれるので、お店の負担も軽くなりそうです。

予約から支払いまで、LINEで全部できちゃう!もっとスムーズな流れへ

  •  LINEが、お店の商品を買ったり、サービスを予約したりする「ネット上のお店(ECプラットフォーム)」としての機能も、どんどん強くなっています。LINE Payなどの支払い方法とスムーズにつながって、予約から支払いまでを、LINEの中だけで、しかもタップ一つで簡単に済ませられる。そんな便利な仕組みが、これからもっともっと広がっていくと思います。「毎月定額で、ランチが〇回食べられる」といった、新しい形のサービス(サブスクリプションモデル)をLINE上で始めるお店も増えています。

お客さまの大切な情報、しっかり守ります!プライバシーへの配慮は、これまで以上に大切に

  •  便利なサービスが増える一方で、お客さまの個人情報をどう守るか、ということは、ますます大切になっています。「どんな情報を、何のために集めますよ」「大切に管理しますよ」ということを、お客さまに分かりやすく伝え、ちゃんと同意を得ることが、お店への信頼を守るために絶対に必要です。

これから先、例えば、スマホをかざすとメニューが立体的に飛び出して見えたり(AR技術)、お店に行く前に、まるでそこにいるみたいに店内をバーチャル体験できたり(VR技術)…そんな未来も、そう遠くないかもしれません。

大切なのは、新しい技術やトレンドにただ飛びつくだけでなく、「うちのお店に来てくれるお客さまが、本当に喜んでくれることは何だろう?」という視点を常に持ち続けること。そして、どんなに技術が進んでも、お客さま一人ひとりに「このお店に来てよかったな」と思ってもらえるような、温かい心のこもったサービスを届ける、という基本を忘れないこと。それが、未来のお店づくりでも、きっと一番大切なことになるはずです。

さあ、今日から始めよう!LINE活用でリピーターさんを増やすための、具体的なステップと計画の立て方

「LINE公式アカウント、うちのお店でも始めてみたいな!でも、何から手をつけたらいいんだろう…?」そう思っている方も大丈夫。ここでは飲食店がLINEを上手に使って、リピーターさんを増やすための具体的なステップと大まかな計画の立て方(ロードマップ)をご紹介します。

焦らず、一つひとつ進めていきましょう!

最初の3ヶ月:まずはLINEの「お店の顔」作りと、最初の「お友だち」集め!

この期間は、LINE公式アカウントという、お店の新しい「窓口」をしっかり作って、そこにお客さまを招き入れる準備をする大切な時期です。

こんなことを目指しましょう

    • ・LINE公式アカウントを開設して、基本的な設定(プロフィールなど)をちゃんと終わらせる。
    • ・まずは、お店の規模にもよりますが、100人~300人くらいの「友だち」を集めることを目指しましょう!
    • ・メッセージを送る時の、基本的な流れ(どんな内容を、いつ頃送るか)を決めて、試してみる。

具体的にやることリスト

    • 最初の1~2週間:
      まずは土台作り。LINE公式アカウントを開設し、審査の申し込みをします。お店のプロフィール情報(お店の名前、どんなお店か、場所、営業時間など)をしっかり入力。誰がLINEの担当をするか決めて、管理画面の使い方を覚えましょう。そして、「うちはだいたい週に1回くらい、こんな感じのメッセージを送る予定です」といった、お店のLINE運用の方針も、簡単に決めておくと良いですね。
    • 次の3~4週間:
      お客さまを迎える準備。友だち登録してくれた時に自動で送られる「はじめまして!」の挨拶メッセージを設定。トーク画面の下にいつも表示される「リッチメニュー」も、見やすく、使いやすいようにデザインして設定。お客さまからのメッセージに自動で返信するメッセージも準備。そして、「友だちになってくれてありがとう!」の気持ちを込めた、最初のクーポンも作っておきましょう。お店に置く、友だち追加用のQRコードも印刷して準備完了です!
    • その後の5~8週間:
      いよいよ「友だち集め」スタート!お店のレジ横やテーブルの上など、お客さまの目に付く場所にQRコードを設置。スタッフさんにも協力してもらって、お客さまに「LINEやってます!登録するとお得ですよ!」と声をかけてもらいましょう。最初の登録特典キャンペーンも実施。お店のホームページやSNSでも、「LINE公式アカウント始めました!」としっかりお知らせします。
    • 最後の9~12週間:
      メッセージ配信に挑戦!まずは、友だち登録してくれた方へのウェルカムメッセージから。そして、週に1回くらいのペースで、お店からのお知らせメッセージを配信してみましょう。送った後には、「どれくらいの人が見てくれたかな?」「クーポン、使ってくれたかな?」と、基本的な数字をチェック。最初の運用で見えてきた「もっとこうしたら良いかも」という点を、少しずつ改善していきます。
    • 3ヶ月たったら振り返り:
      友だちの数は目標に届いたか、メッセージはちゃんと見てもらえているか、LINE経由で来てくれたお客さまはいるか、など、最初の3ヶ月の結果を振り返って、次の目標に向けて作戦をちょっと見直しましょう。

次の3ヶ月(合計6ヶ月):もっと「友だち」を増やして、メッセージ配信も「いつもの習慣」に!

この期間は、さらに友だちの輪を広げて、メッセージを送ることもお店の「いつもの習慣」として定着させていく時期です。

こんなことを目指しましょう

    • ・友だちの数を、500人~1000人くらいまで増やしたい!(お店の規模によります)
    • ・週に1~2回、定期的にお客さまにメッセージを届けられるようにする。
    • ・配ったクーポンのうち、15~20%くらいは使ってもらえるように頑張る!
    • ・少しずつ、お客さまのタイプに合わせたメッセージの送り分け(セグメント配信)も始めてみる。

具体的にやることリスト

    • 4ヶ月目:
      「友だち集め」をさらにパワーアップ!いつも来てくれる常連のお客さまに、「LINE登録すると、もっと良いことありますよ!」と、特別なキャンペーンをしてみたり。スタッフさんにも、「今月、友だち登録の声かけNo.1を目指そう!」なんて、ちょっとした目標を持ってもらうのも良いかもしれません。InstagramやFacebookといった他のSNSとの連携も強化して、そちらのフォロワーさんにもLINEの魅力をアピール。お友だちを紹介してくれたら、紹介した人もされた人もお得になるようなキャンペーンも面白いですね。
    • 5ヶ月目:
      送るメッセージの内容をもっと豊かに!新メニューのお知らせだけでなく、スタッフの紹介や、使っている食材のちょっといい話など、お客さまが読んで「へぇ!」と思えるような内容を増やしてみましょう。配信する時間やメッセージの内容を少しずつ変えてみて、どっちが良い反応か比べる「A/Bテスト」も、ぜひ試してみてください。写真や動画の質も、もっと「美味しそう!」「行ってみたい!」と思えるように工夫。アンケート機能を使って、お客さまの声を聞いてみるのも良いですね。
    • 6ヶ月目:
      いよいよ「あなたにピッタリ」のメッセージへ!お客さまの来店頻度や、どんなメニューが好きそうかなどで、少しずつお客さまをグループ分け(セグメント分け)してみましょう。そして、そのグループごとに合ったメッセージを送ってみるテストを開始。「〇〇様、以前ご注文いただいたあのメニューが…」といった、お客さまのお名前や好みに触れる、ちょっとパーソナルな要素も入れてみましょう。
    • 半年たったら振り返り:
      友だちの数は、順調に増えているか、送ったメッセージはちゃんと効果が出ているか、お客さまのグループごとに反応に違いはあるか、お店の売上にどれくらい貢献できているか、など、じっくり分析して、次のステップへ進みましょう。

その先の半年(合計1年):メッセージの「達人」を目指し、効果もしっかり見える化!

この期間は、LINEの運用をもっと本格的にして、その効果も「なんとなく」ではなく、数字でしっかり把握できるようにしていく時期です。

こんなことを目指しましょう

    • ・友だちの数を、1000人~3000人くらいに!(お店の規模によります)
    • ・お客さまのグループごとに、一番喜ばれるメッセージを、一番良いタイミングで送れるようになっている。
    • ・リピート率が、LINEを始める前と比べて、例えば20%くらいはっきり上がっている!
    • ・LINE経由での売上がどれくらいか、ちゃんと数字で見えるようになっていて、お店への貢献度も分かっている。

具体的にやることリスト

    • 7~8ヶ月目:
      「あなたにピッタリ」メッセージを、もっともっと進化させる!お客さまの行動をよく分析して、グループ分けをさらに細かくします。それぞれのグループにとって、一番メッセージが見られやすい時間帯も見つけ出しましょう。お客さま一人ひとりに、もっと「私のためのメッセージだ!」と感じてもらえるような、パーソナルな要素を増やしていきます。しばらくご無沙汰しているお客さまには、定期的に「お元気ですか?またいかがですか?」と、優しい再アプローチメッセージを送ります。
    • 9~10ヶ月目:
      効果測定を、もっと本格的に!お店のレジのデータ(POSデータ)とLINEのデータを連携させて、より詳しい分析ができるようにしましょう。お客さま一人ひとりが、お店と長いお付き合いの中でどれくらいの価値をもたらしてくれるか(顧客LTVと言います)を測ってみたり、LINE運用にかけた費用に対してどれくらいの効果があったか(ROIと言います)を分析したり。データに基づいて、メッセージ戦略をもっともっと良くしていきます。
    • 11~12ヶ月目:
      これまでの成果を「お店の力」として定着させ、未来へつなげる!よく送るメッセージは、誰でも使えるように型(テンプレート)を作っておきましょう。LINE運用の手順やルールも、マニュアルとしてまとめておきます。スタッフさんへの教育も、定期的に行う仕組みを作りましょう。そして、来年に向けて、「次はこんなことにチャレンジしたいね!」という、ワクワクする発展戦略を立てます。
    • 1年たったら総まとめ:
      リピート率やお客さま一人あたりの売上は、どう変わったか、LINEの取り組みは、費用対効果はどうだったか、何が上手くいって、どこを改善すればもっと良くなるか、といったことを、しっかり振り返りましょう。そして、次の年の予算や、誰がどんな風にLINEを担当するかといった計画も立てます。

その先へ:お客さまにとって「なくてはならないお店」になるための、LINE活用の未来形

1年以上続けていくと、LINE公式アカウントは、お店にとって「お客さまとの絆を深め、お店の価値を最大限に高めるための、中心的な道具」へと成長しているはずです。

長期的な目標はこんな感じ

    • ・LINEで友だちになってくれているお客さまが、そうでないお客さまと比べて、お店にもたらしてくれる価値(LTV)が、例えば1.5倍以上になっている!
    • ・お店に来てくれるお客さまの、7割以上がLINEの友だちになっている!
    • ・LINE公式アカウントを中心に、お客さまがお店と楽しく、心地よく関われる仕組み(エコシステムと言います)ができている。
    • ・もし新しいお店を出したり、新しい事業を始めたりする時にも、LINEが強力なサポーターになっている。

未来に向けたアクションプランのヒント

お客さまの体験を、もっともっとスムーズに、もっともっと楽しく!
 LINEの中で、予約も、料理の注文も、支払いも、全部できちゃうようにする。 お店での体験(例えば、デジタルメニューを見る、お店の感想をLINEですぐに共有する)と、LINEの中での体験を、もっと自然につなげる。 常連さん向けの特別なランク制度を作ったり、LINE友だち限定の特別な体験イベントを企画したり。

データの力を、もっともっとお店の味方に!
 AIを使って、お客さまの次の行動を予測して、ぴったりのメッセージを自動で送れるようにする。 お店の混雑具合を予測して、LINEでお知らせしたり、食材の仕入れを最適化したり。 お客さまに「これも好きかも!」と、上手におすすめする(クロスセル・アップセルと言います)のを自動化する。

お店の成長と一緒に、LINEも成長させていく
新しいお店を出す時に、今いるLINEの友だちにお知らせして、応援してもらう。 お店の料理を全国にお届けする通販(EC)や、お店のオリジナルグッズ販売など、新しい事業を始める時にも、LINEを宣伝や窓口として使う。 LINE公式アカウントを「司令塔」として、色々なマーケティング活動がうまく連携する、お店だけの「マーケティングエコシステム」を作り上げる。

成功のためには、お店みんなで取り組む気持ちと、担当者の成長が不可欠!

LINE公式アカウントの運用を成功させるためには、「よし、やるぞ!」というお店全体の協力体制と、実際に担当する人の「もっと良くしたい!」という成長意欲が、絶対に必要です。

お店の中での協力体制づくり

    • 役割分担をはっきりさせる:
      メッセージを作る人、きれいな写真を撮る人、データを分析する人など、それぞれの得意なことを活かして、役割を決めましょう。
    • 確認のルールを作る:
      メッセージを送る前に、誰かが必ず内容をチェックする、というルールを作っておくと、うっかりミスを防げます。
    • 定期的にみんなで話し合う:
      週に1回とか、2週間に1回とか、LINEの運用について話し合う時間を決めて、PDCAサイクルをしっかり回しましょう。
    • もしもの時の準備:
      間違った情報を送ってしまった時や、お客さまから厳しいご意見をいただいた時に、どう対応するかを事前に決めておくと安心です。

担当者さんがグングン成長するためのポイント

    • まずは基本を知る:
      LINE公式アカウントの機能や、どうやって使えば効果的か、といった基本的な知識を、公式ガイドやオンラインの講座などで学びましょう。
    • 実際にやってみる!:
      安全なテスト用の環境で、メッセージを作ったり送ったりする練習をしてみるのが一番。
    • 数字と仲良くなる:
      基本的なデータの見方を学び、「数字」に基づいて「もっとこうしよう!」と考えられるようになる。
    • 他のお店の良いところを真似してみる:
      他のお店や、違う業種の会社でも、「これ、いいな!」と思ったLINEの活用事例を研究して、自分のお店でも応用できそうなポイントを見つけましょう。
    • 新しい情報をキャッチし続ける:
      LINE公式アカウントの新しい機能や、世の中のマーケティングのトレンド(流行り)について、定期的に情報をアップデートしていくことが大切です。

LINE公式アカウントの運用は、焦らず計画的に、そして段階的に進めていくことで必ずお店の力になります。最初から完璧を目指すのではなく、小さな「できた!」や「お客さまが喜んでくれた!」を一つひとつ積み重ねながら、少しずつ本格的な運用へと育てていく。このアプローチが、きっと一番効果的。特に、データを見ながら常に「もっと良くするには?」と考え続けること、そして「お客さまにとって、本当に価値のあるものは何だろう?」という目標をいつも心に留めておくことが、リピート率アップの一番のカギとなるはずです。

まとめ:LINE公式アカウントは、飲食店の「なくてはならない」応援団長!

これまでの長いお話を通して、LINE公式アカウントが、日本の飲食店にとって、お客さまに何度も足を運んでもらう「リピート率」を上げるための、本当に強力な道具だということが、お分かりいただけたのではないでしょうか。

最後に、その効果的な使い方のための大切なポイントを、もう一度まとめておきましょう。

「また来たい!」を引き出すための、LINE活用の重要ポイント(おさらい)

お客さまのことを、もっともっと深く知ろう!

    • お客さまが何を求めているのか、どんな行動をするのかをしっかり理解して、お客さまのタイプに合わせたアプローチをすることが、リピート率アップの全ての基本。
    • そのためには、LINEで集まるデータなどをちゃんと見て、お客さま一人ひとりに合わせたやり取りの戦略を立てることが絶対に必要です。

「おっ、これいいな!」価値ある情報を届けよう!

    • 単にクーポンを配るだけでなく、お店のこだわりやストーリー、使っている食材の秘密、料理への情熱など、お客さまにとって「読んでよかった」「知れてよかった」と思えるような、価値のある情報を提供することが大切。
    • 「どうして、このお店に来るべきなのか」という、はっきりとした「理由」を、メッセージを通じて伝えていきましょう。

「ちょうどいい時」に、「あなただけに」の気持ちを込めて!

    • お客さまがお店のことを思い出したり、次回来店を考えたりする、そんな「ちょうど良いタイミング」でメッセージを送ることを心がけましょう。
    • そして、来店履歴やお客さまの好みのメニューなどに基づいて、一人ひとりに「私のためのメッセージだ!」と感じてもらえるような、温かいパーソナルなメッセージを届けることが、心をつかむ秘訣です。

LINEもお店も、そして他のSNSも、みんな仲良く「チームプレー」!

    • LINE公式アカウントでのお知らせと、実際のお店での体験(例えば、LINEで見たクーポンがスムーズに使えるなど)が、ちゃんとつながっていることが大切。お客さまに「あれ?」と思わせない、スムーズな体験を提供しましょう。
    • InstagramやFacebook、お店のホームページなど、他の宣伝方法とも上手に連携させて、お店の魅力を色々な角度から、そして一貫して伝えていくことが重要です。

「もっと良くできるはず!」改善の旅は、ずっと続く!

    • LINEで集まるデータ(メッセージの開封率、クーポンの利用率など)を定期的にチェックして、「もっとこうしたら喜んでもらえるかな?」と、メッセージの内容や送るタイミングを、常に見直していく「PDCAサイクル」を回し続けることが大切。
    • お客さまの反応や、世の中の新しいトレンドにもアンテナを張って、柔軟に対応していく姿勢が、LINE活用を成功させるカギとなります。

さあ、あなたのお店も始めよう!LINE活用のための「最初のステップ」チェックリスト

この記事を読んで、「よし、うちもLINEを本格的に使ってみよう!」と思ってくれたあなたへ。まずはここからチェック!

  • □ LINE公式アカウントの基本的な設定(プロフィール、お店情報など)は、ちゃんと済ませていますか?
  • □ お客さまに「友だち」になってもらうための工夫(お店での声かけ、QRコード設置、SNSでの告知など)、いくつか試していますか?
  • □ トーク画面の下に出る「リッチメニュー」、お客さまが見やすく、使いやすいデザインになっていますか?
  • □ お客さまのタイプ(例えば、常連さん、ご無沙汰さんなど)に合わせたメッセージの送り分け、少しは考えていますか?
  • □ メッセージを送る曜日や時間、だいたいの計画は立てていますか?
  • □ 配ったクーポンや特典、どれくらいの人が使ってくれたか、ちゃんと見ていますか?
  • □ メッセージのタイトルや内容を少し変えてみる「A/Bテスト」、たまにはやっていますか?
  • □ メッセージの開封率やクリック率、来店につながったかなど、大事な数字(KPI)を定期的にチェックしていますか?
  • □ お店のスタッフみんなに、LINE活用の大切さや、お客さまへの案内の仕方をちゃんと伝えていますか?
  • □ お客さまの大切な個人情報、ちゃんとルールを守って扱っていますか?
  • □ LINE以外の宣伝方法(チラシ、ホームページ、他のSNSなど)と、うまく連携できていますか?
  • □ 「これからLINEを使って、こんなお店にしていきたいな」という、長期的な計画、少しは考えていますか?

この記事を読み終えたあなたへ。今日からできる「はじめの一歩」のご提案

まずはお店の「今」を知ることから
今、お店のリピート率や、お客さまの満足度はどれくらいか、現状を把握して、「LINEを使って、こうなりたいな!」という改善目標を立ててみましょう。

まだなら、今すぐ開設!LINE公式アカウント
もしまだアカウントがなければ、すぐに開設して、お店の顔となる基本設定を済ませましょう。

最初の「お友だち集め」とメッセージ配信に挑戦!
まずは、お店に来てくれたお客さまに声をかけて友だちになってもらうキャンペーンと、基本的な「お店からのお知らせ」メッセージ配信からスタートです!

最初の3ヶ月、こんな感じでやってみよう!計画を立てる
この記事の「14. 実践のための具体的ステップとロードマップ」を参考に、最初の3ヶ月で何をやるか、具体的な計画を立ててみましょう。

誰がやる?どうやってやる?お店の中での役割分担
LINE公式アカウントの運用を担当する人を決めたり、お店の中でどんな風に進めていくか、簡単なルールや体制を整えたりしましょう。

LINE公式アカウントの活用は、一度やったら終わり、というものではありません。お客さまとのコミュニケーションを楽しみながら、コツコツと改善を続け、お店と一緒に成長させていくものです。でも難しく考えすぎなくても大丈夫。適切な戦略と、お店みんなで取り組む気持ちがあれば、必ずお客さまとの間に温かい関係が生まれ、リピート率は上がっていきます。

何よりも大切なのは、「お客さまにとって、本当に価値のあるやり取りって何だろう?」と常に考え、データを見ながら試行錯誤を繰り返していくこと。そうすればLINE公式アカウントは、あなたの飲食店にとってなくてはならない「リピーター獲得・育成」の強力な応援団長になってくれるはずです。

今日から一歩ずつ、LINE公式アカウントを活用したお客さまに「また来たい!」と思ってもらえるお店作りを始めてみませんか。


飲食店の「また来てくれるお客さま」を増やすには、LINE公式アカウントの活用が、今や欠かせない時代です。

でも、「どんなメッセージを送ったら喜ばれるの?」「送るタイミングや回数、どうすればいいか迷っちゃう…」と悩んでいるオーナーさんも、きっと多いのではないでしょうか。

私たちTITAN(タイタン)では、そんなお店の皆さまのLINEメッセージ作りのお悩み相談から、配信内容のご提案、さらにはお店のホームページやSNS、GoogleマップなどとLINEを上手に連携させる方法まで、まるっとお手伝いしています。

  • プロの視点で、「また来たい!」を引き出すメッセージ戦略を一緒に考えます。
  • お客さまの心に響く、ベストな配信タイミング&内容作りをお手伝いします。
  • LINE公式アカウントとSNS・Googleマップなどを賢く使って、もっと集客力を高めるお手伝いをします。

あなたのお店に一番合ったLINEの活かし方を一緒に考え、お客さまとの太くて長い「絆」を作るお手伝いをさせてください。

詳しくは、当社の公式サイトでぜひご確認ください。

▶︎ https://service-titan-g.com/

「LINEの力」を味方につけて、あなたのお店の未来をもっともっと明るくしませんか?まずはお気軽に、私たちTITAN(タイタン)へご相談ください。

 

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